活動日記BLOG
『~災害をわが事に~ 子どもと自分自身の命を守るための防災講演会』
2021年9月12日
『~災害をわが事に~
子どもと自分自身の命を守るための防災講演会』
(新潟ろうきん福祉財団NPO等助成事業、村上市教育委員会共催)
昨日オンラインで開催しました。
今週になってコロナの状況で市内施設閉鎖が決まり、バタバタしましたが、会場参加予定だったほとんどの皆様が快くオンライン参加をしてくださり、多くの皆様にご参加いただくことが出来ました。
ありがとうございました!
今回は、ZoomとYoutube live、また当日参加できない方に向けて、Youtube動画にて1週間アーカイブ視聴が出来るという3パターンで実施しました。
今回、NPO法人ふるさとみらい創造堂常務理事で、中越防災安全推進機構特任防災コーディネーターの中野雅嗣さんを講師にお迎えし、お話を伺いました。
中野さんは前職が長岡市消防本部消防士で、中越地震への救助支援出動、東日本大震災での現地支援活動など、様々な災害現場での経験をお持ちで、防災のプロとして、県内で地域に根差した防災教育をサポートするお仕事をされています。
講演の中では、ご自身の経験や、地震、風水害の実際の映像を見ながら、参加者が自分事として災害を感じることが出来るお話をしてくださいました。
「いつもしていないことは、急な災害や危機的状況時にはできない。事前の防災対策をイツモの習慣に」
時々でいいので、こんな時にはこう行動しよう、こんな時にはこうしない?というイメージや、その共有を家族や近所とすることが、急な事態にきっと役立つ、というおはなしがとても印象に残りました。
また、今までは大丈夫だった(正常化の偏見)、ご近所も逃げてないからうちも大丈夫だよね(集団同調性バイアス)は、災害には通用しない、逃げ遅れの原因となる、だから『空振りでもいいから率先して自分が逃げる行動をとる!』ことが自分も、家族も、周囲も助けることにつながるというお話も、自分と重ね、身につまされる思いでした。
講演内では、村上市のハザードマップを使用し、実際に自身の自宅周辺が災害時にどんな危険があり、どうした避難行動をとるべきか、参加者同士で話し合う時間も設けられました。
地域での災害、防災、避難について、具体的に考える良い機会になりました。
参加者からは、
「ハザードマップを見ながら、自身のこととして考えられたのは、とても貴重な経験だった。
家にいる想定だけではなく、家族それぞれが別に過ごしている時間帯、職場や保育園までどのルートが安全か。
自宅避難の際、非常物品はどこに置いておけば活用できるのか。アレルギー持ちの子供たちの食べ物ストックは。
家の中を見回しながら参加できるzoom方式で、よりリアルな学びになったと思う。
子供が側にいながら視聴できたこともよかった。」
などの感想が聞かれ、災害を自分事として考えるの貴重な時間となったようです(^^)/
講演会は、Youtubeでのアーカイブ視聴が9月5日まで可能ですので、もし視聴してみたい、グループで勉強会をしたいなどの希望がありましたらご連絡ください。(500円の有料です)
9月18日、25日(土)は全2回講座で、さらに子育て世帯の防災を具体的に考えるワークショップ形式の防災講座があります。
市内のコロナの状況によってはオンラインで実施の方向です。
是非、ご参加ご検討ください(^^)/